VPSの初期設定ではこちらは何も設定しておらずクリーンな状態で提供をしています。
セキュリティー面で危険なものや推奨設定などをご案内します。
推奨の初期設定
1ミラーレポジトリの変更
ubuntuデフォルトではミラーレポジトリはusになっているため、アップデートが非常に遅いです。
sudo sed -i.bak -r 's!(deb|deb-src) \S+!\1 http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu/!' /etc/apt/sources.list
こちらをコンソールに入力し変更を行ってください。
2パッケージをアップデート
ubuntuならば sudo apt upgrade
sudo apt update
centosならば yum check-update
yum -y update
こちらでパッケージをアップデートしてください。
セキュリティー面で脆弱性などがある場合がありますのでこちらを行わないと大変危険です。
VNC,SSHなどでログイン後に可能です。
例 apt updateを行った際の画面
SSHポートの変更
SSHポートはデフォルトで22となっているため大変危険です。
なぜデフォルトでは危険かと言いますと“22番はデフォルトと認識されているから”です
ログイン試行は秒単位で可能なのでパスワードが甘かった場合、最悪su権限を奪われバックドアを仕掛けられるかもしれません。
以下変更手順です。
nano /etc/ssh/sshd_config
port 22番の数字を好きな数字に変更してください。*例:port 23512
Ctrl+S Ctrl+Xを押し戻ります。
以下のコマンドを入力してください。
ufw enable
ufw allow 先ほど設定した数字
ufw deny 22
ufw reload
またはreboot
こちらで可能です
FWの基礎知識 (ufw)
FWとはファイアウォールの略です。
VPSで何もしないのであれば必要ありませんが「ゲームサーバーを公開したい、SSHやFTPを設定」際に必要となってきます。
いわゆるポート開放です
デフォルトでは無効になっていますので必要であれば有効にしましょう。
以下がコマンドです。
ufwを有効化
ufw enable
ufwの状態確認。
ufw status
ポートを開放する
ufw allow 開放するポート番号
こちらで可能ですが、開放されるのはtcpのみです。
UDPを開放したい場合(steamゲームは主にこちら)
ufw allow 開放するポート番号/udp
ポートを削除する
ufw delete 開放するポート番号
ポートを無効
ufe deny 開放したポート番号